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先日、今年一年生になったコタローの学校で、ペットボトルのロケットを飛ばすイベントがあった。
初めて見たけど、結構飛ぶんだよね、アレ。 プシュ〜っと、水を吹き出しながら50〜60メートル上がるんだよな。
で、プシュ〜プシュ〜って次々上がるロケットを見ていたら、それに刺激されたのか自分のお腹もプシュ〜って下ってきた。
ヤバイ、どうしよう、と思い、学校のトイレでするかどうか迷った。 休日だから勝手に校舎には入れないし、管理人にいちいち事情を説明して入るのも気が引ける。 学校でウンコするのは気が引けるなんて、なんだか小学生みたいだけど、やっぱり家に帰ることにした。まあ、歩いて4、5分だし、まだその時は、便意の波の第一波が来ただけだったし。
@宴会部長の経験上、下痢の波は第三波までは耐えられるので、まだ余裕だと思っていた。
そこで家に向かって坂を下って行くと、下り坂だからなのか、思いのほか早く第二波が襲って来て、さっと過ぎ去り、道半ばにおいて第三波のビッグウェイブが沖で立ち上がるところまで来てしまった。
ヤバイ、どうしよう。
こうなるともう、ただ漫然と歩いてるだけでは討ち死にするのは見えている。
でも、今、ダッシュをかけたら、敵もダッシュがかかりそうだし。 きっとこんなとき迷わず走れる人は、勇気のある人だ。 でも、勇気があるからって助かるとは限らないけどな・・・
結局走るのはヤバイだろうという判断をしたが、それでもこんな状況では、なるべく早く着きたいのはやまやまで、それはきっと世界共通の思いだ。
進む方は早く、出る方は遅くっていうコンセプトで歩法を考えると、 やっぱり大股はマズイわけで、お尻は締めつつ腰は引き気味で、ちょっと内股加減の小走りっぽくなる。
まるで、江戸のおかみさんが、忘れ物をした亭主を玄関先で追いかけ「ちょいとお前さん!」って声を掛けるときのような感じだな。
この「ちょいとお前さん歩法」で、なんとかかんとか第三波の大波に乗りつつ先を急ぐ@宴会部長。
でも、このままで終わらせないのがドラマのいいところ。
今度は下っ腹に当たるどデカくて重いベルトのバックルが容赦なく圧をかけてくる。
どうしよう、このバックルをはずして圧力を逃がすか? でも、ここではずすとすべてのタガがはずれちゃいそうだし・・・
はずしたあげくに、その重いバックルが揺れて腹に当たったらよけいに事態は深刻になるだろうし。
ドラマチックに増え続ける困難を抱えつつ前向きに進む@宴会部長。
そうこうしているうちにも、なんとか「ちょいとお前さん歩法」を駆使して家が見えるところまでたどり着いた。
でもここで、気を緩めちゃイカン!ベルトも、お尻の力も、なにもかも緩めちゃイカン!と気を引き締めつつ最後のアプローチに臨みながら、大変なことに気がついた。
「家のカギ持ってないぢゃん!」
そういえば出掛けるときに、ウチの奥さんがカギかけたから、@宴会部長はカギ持って出なかったぢゃん。
どうする? エッ!どうするよ?
でも、たしか家におばあちゃんが居たはず。
でも、その後出掛けちゃってたらどうしよう。
ゴール目前にして最大のピンチに陥る@宴会部長。
ふと、目に入るローソン、でも、ローソンに駆け込んでトイレを借りる旨を従業員に伝えて入るには時間が足りない感じ。その前に爆発するかも! もしかして誰か入ってるかも知れないし。 ローソンで爆発したらそれはもう、個人的な話ではすまなくなっちゃうし。
ローソンの青い看板が放つ捨て難い魅力を振り切り、玄関に到達した@宴会部長。 ついに、最後の大勝負であるインターホンのボタンを押す。
ピンポ〜ン、出ない。
ピンポ〜ン、ピンポン、ピンポン!ピンポ!
来た!
ガチャリと玄関の鍵を開けるおばあちゃんを押しのけるようにして、家に入り、トイレに駆け込む!
全身に震えを覚え、震える手であわててベルトをはずす@宴会部長。
便座にお尻が着地する直前、なかばフライング気味に、
プシュ〜〜〜
ペットボトルロケットなら確実に100メートル超えを出せるような勢いでとりあえず事なきを得ました。
ここまで引っ張っといて、漏らさないで間に合うなんて、読者的には不満の残るエンディングですが、
@宴会部長的には、やっぱり生活とか、人間の尊厳とか、色々掛かってるし、 まあ、ほら、ヒーロー物は最後は助かるってのが相場だからさ。
ハッピーエンドってステキ!
まあ、平たく言えば、下痢で漏れそうだったけど間に合った、ってそれだけの、 お食事中の方には申し訳ない感じの尾籠な話ですが、 久々に人間の尊厳がかかった危機的状況だったし、 10年に一度ぐらいのビッグウェイブだったので、 ここにしたためさせていただきました。
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